最近では年代を問わず髪の毛に色をつけている人は多くなり、その色も茶色やグレー、金色と実に様々です。
髪に色をつける方法にはいろいろありますが、その中でもブリーチという方法があります。
ブリーチは髪の色素を脱色することで、いわば髪の漂白剤のようなものです。
外人さんのような美しい髪の色にするためには、まずブリーチをしてからその後で色をのせるこことがほとんどです。
そうすることで発色がよくなり、美しい髪色に仕上がります。
しかしこのブリーチ、やりすぎると髪が溶けてしまうという話も聞いたことがありますが、実際にはどうなのでしょうか。
ブリーチが髪の毛に与えるダメージ
ブリーチが髪の毛に与えるダメージは相当なものです。
始めの1、2回のうちは良いのですが、3回、4回と何度もブリーチを繰り返していくと髪の栄養分はほとんどなくなってしまいパサパサの傷んだ髪の毛になってしまいます。
このように何度もブリーチを繰り返したり、ブリーチした髪の毛にパーマをかけるなどさらにダメージを与えてしまうことで、髪が溶けたりチリチリになってしまうことがあるのです。
こうした現象は髪がダメージを受けて、髪のキューティクルが溶けてしまうことで起こります。
溶けるといってもドロドロと溶けるわけではなく、傷んでしまった毛先からブチブチと髪がちぎれるようになくなっていきます。
ブリーチをする前から髪がひどく傷んでいるような場合には、一度のブリーチでも髪が溶けてしまうこともあります。
市販のブリーチ剤について
ブリーチは美容院でしてもらうことができますが、最近では市販のブリーチ剤もたくさん出回っており、手軽に安くできるからと市販のもので済ませる人も少なくないと思います。
しかし市販のものは誰でも効果が出るようにつくられているだけあって、その分強力です。
素人判断でブリーチを繰り返すと、よりキューティクルが溶けやすくなり、その分髪の傷みもひどくなります。
すでに髪の傷みがひどかったり今後何度かブリーチをする予定があるのであれば、まずは美容院できちんと相談をしたうえでブリーチをすることをお勧めします。
髪が溶けるという現象はブリーチだけではない
ブリーチだけでなく、過度のパーマやカラーリングによっても髪が溶けるという現象は起こります。
一度溶けてしまったキューティクルを元通りにすることはできません。
つまり溶けてしまった髪は元通りにはならず、元のような健康な髪に戻すためには傷んだ部分をカットするしか方法はありません。
このようにブリーチは、素人判断でやりすぎると大変危険な一面を持ち合わせています。
とはいえ、ブリーチは髪にきれいな色をつけるためには欠かせないものでもあります。
必要以上にやりすぎないこと、そしてトリートメントなどで入念なケアをしてあげるよう気をつけることが大切です。
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