人間は、生活しているだけで多くの有害物質を体内に溜め込んでしまう性質を持っています。

例えば、食事の際には、合成着色料や防腐剤などが添加された食品を食べてしまっている人も多いです。

また、普通に道を歩いているだけでも、車の排気ガスや空気中の有害物質を呼吸によって体内に取り組んでしまっています。

これらの有害物質を体外に排出する役割を持っているのが『髪の毛』となります。



髪の毛が体から有害物質を排出するってホント?

にわかに信じがたいですが、これはホントなのです!

人は生活の中や毎日の食事から有害な物質や金属などを体内に取り込んでいます。

農薬のついた野菜や果物や生活用水で汚染された川や海で育った魚介類などや、ジュースやコーヒーの缶や毎日使う鍋や食器から溶け出した有害物質を、知らず知らずのうちに体内取り入れてしまっているのです。

これはどんなに注意しても多かれ少なかれ体内に入ってしまいます。

人間の体は素晴らしい構造をしていて、これら有害物質を尿や便、汗などで排出しているのですが、髪の毛からも毎日体外に排出しているのです。

髪の毛1本1本に排出する機能が備わっていて、24時間フル稼働で絶えず有害物質を体外に排出し、体内に蓄積して病気にならないよう排出を続けています。

排出能力が衰えると体に有害物質が溜まりすぎ、体調を悪くしてしまいます。

排出能力には髪の毛の「太さ」と「量」が関係してきます。

一般的に頭皮の髪の毛は「細いと多い」「太いと少ない」というように見えますが、太さと量を兼ね備えた髪の毛が一番良いとされています。

また、髪の毛が伸びてくると、その分だけ体外に排出できる有害物質の量も増えてきますので、健康に深くかかわってくることとなります。

一般的には、髪の毛が太い人ほど伸びるスピードが早くなっているので、「自分は人に比べて髪が伸びるのが早いな」と思ったら、人よりも髪の毛が太いということになります。

それ以外の髪の毛の働き

昔は全身体毛でおおわれていましたが、進化とともに衣服を着るようになってかは暑さ寒さ、危険から身を守る必要がなくなり体毛は退化したと言われています。

それではなぜ髪の毛は残ったのでしょう。

ひとつは体の司令塔である脳がある頭を守るためです。

脳が高温や低温などの極度な温度変化で影響を受けると、体全体に異常が生じてしまいます。

また、温度変化から脳を守るのと同様に、髪の毛がクッションとなり脳を衝撃などから守ってくれています。

このように、髪の毛は生命を維持するために大切な働きをしています。

頭皮の環境が悪いと、髪は細くなったり抜け毛が増えたりし、やがて薄毛になってしまいます。

元気な髪の毛は有害物質をたくさん排出し、ふさふさの髪の毛は強い衝撃からも脳を守ってくれます。

髪の毛の悩みの髪全のためだけでなく、生命を維持するためにもヘアケアは大切になってきます。

正しいヘアケアで頭皮の環境を整え、健康な髪の毛を末永く保ちたいものですね。





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