JHSS / 日本ヘアメイクスクール

同じ毛でも体毛と毛髪の違いはなんなのでしょうか。

また、細胞が死んでいると言われる毛髪と爪の違いはなんなのでしょうか。

今回は、それぞれの特徴を説明しながらこれら疑問にお答えします。

毛髪の人体における最大の意味は大切な脳を守るために存在しています。

くせ毛と直毛があるのは、気温から脳を守るためのようです。

気温が高い場所に住んでいる人は、脳を守るため髪が縮毛で外気温がそのまま脳に影響しないようになっているそうです。
南米の方に行くとくせ毛の方が多い事も納得です。

ヒゲの伸びに関してですが、一日のなかで一番伸びるのは朝方で午前6時から午前10時頃までです。反対に昼間は一番伸びが悪く、夕方からまた少し伸び、また深夜になると徐々に伸びが悪くなっていきます。

ヒゲの成長や状態はその時の体調によって左右され、運動不足や栄養不足の時は伸びが早く、逆に健康で日光のもとでスポーツをしていると、ヒゲの伸びが遅いようです。

健康な人ほどヒゲにツヤがあるそうで、ヒゲによってある程度健康診断も出来ます。

上まぶたには、200本前後（長さは8～12mm）下まぶたには80本前後（長さは6～8 mm）ほどのまつ毛が生えますがその発育は一日（0.18 mm）と極めて遅く、その寿命は生え始めから100～150日程と言われています。

しっかりと成長してからは、1ヶ月程で抜け、また新しい毛が生えて来ます。本数、長さ、期間には個人差があります。

男性の方でまつ毛が長すぎて嫌だと切ってしまう方がいらっしゃいますが、ホコリなど異物から目を守る為にあるので、切ったとしてもほんの少しにし、目を傷つけないように気を付けましょう。

発毛サイクルは健康な人で3ヶ月程度が一般的です。と言っても、10日で2mm弱は伸びるので生え揃うのは意外に早く感じられます。

そのため、整えるとしたら1週間から10日程度に1度は、眉毛のお手入れが必要となってきます。

季節によって成長速度も変わります。
気温が高くなる春頃から初秋までの成長は、冬の時期の1．3倍以上とも言われています。

それは、眉毛は汗などから目を守る為に生えているからです。

爪は髪の毛と同じように肌の角層が変化してできたもの、つまり死んだ細胞が集まったものです。

毛髪が脳を守るものであるように、爪は手足の指先を守るものです。

個人差もありますが、年を重ねると、髪の毛の伸びは、休止中の毛根が増える為、遅くなります。

一方、爪や眉毛、鼻毛は年を重ねると、伸びが早くなるようです。

当たり前のように存在している、髪や体毛、爪にもそれぞれ意味があります。

どれも健康な身体を保つために大切なものなので、きちんとケアするようにしましょう！

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