JHSS / 日本ヘアメイクスクール

日本は四季がはっきりしているといわれ、髪の悩みも季節によって変化があります。
季節別に多い髪の悩みと、ケア方法についてご紹介します。

ペットを飼っている方はよくご存知かもしれませんが、動物には「換毛期」という毛の生え変わりの時期があります。「換毛期」とは大量に髪が抜けたあと、次の季節に適した毛が生えることです。

人間にも換毛期の名残りがあるため、春と秋は抜け毛が増える傾向があります。

また、年度の初めなので生活環境が変わる方も多く、ストレスによる自律神経の乱れなどから頭皮の不調がおきやすい季節でもあります。

生活習慣の乱れに気をつけ、適度にストレスを解消しましょう。

春から夏にかけての梅雨時期は湿度が高くなるので、特にくせ毛の方は髪のまとまりにくさに悩まされる季節です。

梅雨に入る前に縮毛矯正でストレートにしたり、ふんわりとしたパーマをかけるとヘアセットが楽になります。

お肌の日焼け対策は万全でも、髪の紫外線対策はつい忘れがちという方も多いのではないでしょうか。

髪は顔の約3倍の紫外線を浴びるといわれています。長時間野外で過ごすときは、帽子や日傘などで髪も守ってあげましょう。

日焼け止め効果のある整髪料を使用するのも効果的です。

また、マリンスポーツやプールなどのレジャーに出かける方も多い季節です。
プールや海水に含まれる塩素や塩分と、強い紫外線の組み合わせは髪に強いダメージを与えます。

レジャーを楽しんだ日は髪をシャンプーで丁寧に2度洗いし、トリートメント剤で丁寧にケアを行いましょう。

秋も春と同様に抜け毛の悩みが多い季節です。

また、夏に髪が受けたダメージの「ツケ」が現れてくる時期でもあります。

秋から冬にかけて旬を迎える牡蠣（カキ）には亜鉛が多く含まれ、カボチャにはビタミンEが豊富です。
どちらも育毛を助ける働きが高いので、おいしく食べて美しい髪を育てましょう。

冬は空気が乾燥するため静電気がおきやすく、髪がまとまりにくくなりがちです。

プラスチック製のヘアブラシは静電気がおきやすいので、木製など自然素材のものを使用するといいでしょう。

また、オイルタイプなどのうるおい効果の高いトリートメント剤は、髪の静電気を抑える働きがあります。

このように、それぞれの季節に髪の傷みや抜け毛となる原因があります。
季節に応じたヘアケアを行って、美しい髪を保ちましょう。

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