頭皮のかゆみって、いくらかいても治まらないことってありませんか?
それどころか、かけばかくほど、どんどんかゆみが増してくるなんてことも・・・
そのまま放置しておくと、他の頭皮トラブルの元になる可能性もあるので、しっかりと改善する必要があります。
頭皮の雑菌がかゆみを引き起こす
頭皮のかゆみの原因として考えられるのは、「頭皮に雑菌が繁殖して炎症を起こし、その部分が痒くなる」というものです。
基本的には、この理由が一番多いのですが、頭皮のかゆみが発生する原因は色々あります。
頭皮も皮膚の一部なので、合わないシャンプーやトリートメントを使うと炎症を起こす事があります。
頭皮のかゆみを引き起こす病気の種類
まずは、頭皮のかゆみの原因となる病気についてご紹介します。
頭皮の病気には様々な種類があります。
普段は髪に覆われているため見た目では気付きにくく、すぐに頭皮の不調を見分けることは難しいです。
そのため悪化してから病院へ行く方も少なくありません。
死に至る病気ではなくても頭皮が不調になる事によって頭皮のかゆみ、フケなど様々な症状が引き起こされます。
ぜひこれを機会に今の頭皮の状態をチェックしてみましょう。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、頭皮の病気と言えば必ずあがる有名な皮膚炎です。
フケの付いた湿疹ができ頭皮のかゆみなども引き起こします。皮脂分泌の多い部分に生じやすいのが特徴です。
男性の方がかかりやすく、皮膚が弱い方(敏感肌)や頭皮が赤みを帯びている方、フケが多い方や頭皮にかゆみを感じている方は、しっかりと頭皮ケアするようにしましょう。
50代、60代と年を重ねてからの脂漏性皮膚炎は自然治癒が難しく、病院での治療が必要となります。
予防方法
脂漏性皮膚炎を予防するには、食生活を見直し、ビタミンBやCを多めに摂取するよう心がける事が重要です。
トンカツやからあげなどの油物は頭皮の皮脂分泌量を増やし、脂漏性皮膚炎の原因となるカビをドンドン増やしてしまいます。
野菜中心のヘルシーでバランスの良い食生活に変えれば頭皮も健康になり、他の頭皮の病気の予防にもなります。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、文字通り頭皮に「接触」することによって発症する皮膚炎です。
アレルギー性接触皮膚炎と一次的な刺激性接触皮膚炎の2種類があります。
アレルギー性接触皮膚炎は通常のアレルギー反応と同じく、原因物質(アレルゲン)の接触により頭皮に湿疹やかゆみ、腫れなどの症状を引き起こします。
最悪の場合は、アナフィキラシーショックを起こす可能性もあるのです。
一次的な刺激性接触皮膚炎は、石鹸や洗剤など刺激物が接触する事により発症します。
刺激の強さにより症状が軽かったり、重くなったりしますが、アレルギー反応とは異なります。
予防方法
一番の予防方法は2種類とも炎症や反応の原因となる物質に触らない(近づかない)事です。
初めての場合は仕方ありませんが、一度触れて炎症を起こす事が分かった場合は決して、原因物質に近づかないようにしましょう。
また、頭皮を清潔に保つ事も大事です。
汗をこまめにふく、しっかりとシャンプーする、頭皮マッサージを心がけるなどの習慣をつけるようにしてください。
頭皮の病気は他にも
- 特発性禿頭症
- 頭部白癬
- 尋常性乾癬
- 円形脱毛症
などがあります。
どの病気もそうですが、頭皮を健康に清潔に保つ事が頭皮の病気を遠ざける第一歩になります。
頭皮を清潔に保って頭皮トラブルを防ぎましょう。
頭皮のかゆみの原因 乾燥
病気以外で、頭皮のかゆみの原因として多いのが、頭皮の「乾燥」です。
頭皮の乾燥は、シャンプーのしすぎによる皮脂の取り過ぎや、エアコン、乾いた風に当たる事など様々なことが原因で引き起こされます。
頭皮はこれらの様々な環境の影響で、お顔よりも先に乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥したらお顔と同じで保湿するのが一番です。
頭皮の乾燥が原因で炎症が起きると様々な症状が出てきます。
- 痒み
- フケ
- カサブタや痛み
シャンプーのしすぎによる皮脂の取り過ぎや、エアコン、乾いた風に当たる事による「頭皮の乾燥」が痒みを引き起こしていると言われています。
頭皮の皮脂量はTゾーンの2倍ある?
身体の中で特に皮脂量が多いのはどこだと思いますか?多くの人がすぐに思いつくのは、顔の真ん中にあるTゾーンだと思います。
実は身体の中で最も皮脂分泌が多い場所は頭皮なのです。
世間で多いと思われているTゾーンの皮脂量の約2倍もの皮脂量が、頭皮にはあるのです!
多くの皮脂は頭皮にそのままとどまってしまうので、皮脂が長い間頭皮に触れていることになります。
長くとどまった皮脂は変質しやすく、体温で温められている上に酸化しやすいので頭皮のトラブルの原因になってしまうのです。