皮脂量が多くても乾燥してしまう原因とは
このように身体の中で最も皮脂量の多い頭皮ですが、皮脂が多くても乾燥しやすいと言われています。
頭皮のうるおいが足りなくなって乾燥してしまうのですが、どうしてでしょうか。
皮脂が長くとどまって変質してしまうと頭皮に悪い刺激を与えてしまって、頭皮の健康を損ねてしまうのです。
そうなると、新陳代謝が悪くなり頭皮のバリア機能が著しく低下します。
それが原因で、頭皮の大切な水分が逃げやすくなります。
このような理由で皮脂量が多いのに乾燥してしまうので、フケやかゆみといった症状が起きてしまうということなのです。
頭皮の潤いはなぜ大切なのか?
「潤っている頭皮」と「乾燥している頭皮」は、何が違うのでしょうか。
頭皮の表面は、0.02mmという薄さの角質層でできています。
この角質層が健康だと20%が水分として含まれており、外からの刺激を水分がカバーしてくれています。
しかし、水分量が10%を下回ると刺激を受けやすくなり、頭皮トラブルの原因になります。
潤い不足による頭皮トラブルにはかゆみやフケが挙げられます。頭皮は潤っていないとはがれやすくなってしまうからです。
そのうえ、乾燥しているとかゆくなって、ついつい手で頭皮をかいてしまいますので、頭皮がはがれ落ちて、フケとなるという悪循環になってしまいます。
頭皮が乾燥する原因 洗浄力の強いシャンプーを使う
洗浄力が強いシャンプーを使い続けることはあまりおすすめできません。
若い頃には合っていたシャンプーでも、年齢と共に皮脂量が減ってきて、知らず知らずのうちに頭皮が脱脂されすぎて乾燥してしまうこともあるからです。
こんな場合は、保湿を一番に考えるのではなく、洗浄力が穏やかなアミノ酸系のシャンプーなどに切り替えるのが先決です。
頭皮が乾燥する原因 季節による影響
頭皮の乾燥に関わる最も大きな影響として季節が挙げられます。夏場より気温と湿度が低くなる冬場には、頭皮は乾燥しやすい傾向にあります。
たとえ夏場であっても、エアコンによって室温と湿度が下がっている環境に長時間いることで、頭皮は乾燥してしまいます。この乾燥がかゆみをまねきます。
頭皮のかゆみの原因 頭皮の傷
頭皮に雑菌がつく理由として「頭皮が傷つく」事が考えられます。
頭皮というのは皮膚の中でも弱い部分になりますので、簡単に傷つきます。
傷ついても血が流れてくるというようなことはほとんど無く、知らないうちに傷つき、炎症が起こりかゆみを招くことになります。
頭皮のかゆみの原因 誤ったシャンプーの方法
頭皮が傷つく最も多い原因は「洗髪」にあります。
もちろん、洗髪をしないと頭皮に皮脂が溜まっていきますので、この皮脂が雑菌にとっては格好の餌食となってしまい、雑菌が大繁殖する原因となります。
しかし、洗髪をきちんとやっているつもりでも、洗髪方法を間違えていると、結局かゆみを発生させる原因となってしまうので注意が必要です。
間違った洗髪方法としてはいくつか考えられますが、主に以下の4項目が挙げられます。
- ちょっと熱めのお湯で髪を濡らしてから洗髪をする
- シャンプーを手にとって、直接頭皮に塗ってから泡立てる
- 洗髪時に爪を立ててゴシゴシと洗う
- キチンとシャンプーを洗い流していない
これらの項目のどれか1つにでも当てはまった方は洗髪の方法を間違えています。
誤ったシャンプーの方法1 熱いお湯で洗髪
髪を濡らす時と洗い流す時に、熱めのお湯を使った方が綺麗になるように思うかもしれません。
確かに熱いお湯の方が髪は濡れやすいですし、シャンプーも洗い流しやすいのですが、40度を超えるような温度の場合は、頭皮が軽い火傷のような状態になってしまい、かゆみを引き起こす炎症の原因となります。
皮脂を溶かすベストな温度は38度といわれていますので、40度を超えるお湯は熱すぎると覚えておきましょう。
誤ったシャンプーの方法2 原液を直接頭皮に塗る
シャンプーの原液を直接頭皮に塗ってしまうと、原液が頭皮の毛穴の奥にまで入り込んでしまうため、お湯で洗い流しても綺麗に流せなくなってしまいます。
そして、シャンプーの中に含まれる刺激物のせいで頭皮が荒れてしまい、炎症を起こして雑菌を呼び寄せかゆみを引き起こします。
シャンプーを付ける時は、まず手に取ってからよく泡立て、それから髪につけるようにしましょう。
誤ったシャンプーの方法3 爪を立てる
洗髪時ですが、かゆみがあるとどうしても爪を立てて洗ってしまいがちで、ゴシゴシ洗うことで、頭皮も綺麗になっているような気がします。
しかし、爪と頭皮を比べると遥かに爪の方が固いので、そのようなもので頭皮を掻くとそれだけで頭皮を傷つけてしまいます。
そのため、洗髪時には指の腹で頭皮を揉みこむように洗うのが良いでしょう。そうすると、頭皮を傷つけることも無く余分な皮脂を浮かび上がらせることができるので、洗髪にはこれで十分です。
誤ったシャンプーの方法4 すすぎが不十分
当然ですが洗髪後には綺麗に洗い流すようにしてください。
シャンプーが頭皮に残っていると、それだけで炎症を引き起こす原因となってしまいます。
お湯で洗い流す時間は、すすぎ残しがないよう3分を目安にすると良いでしょう。
間違ったシャンプーのやり方は、かゆみを引き起こすだけではなく様々な頭皮トラブルの原因となるので特に注意が必要です。
頭皮のかゆみの原因 スタイリング剤
頭皮のかゆみの原因は普段使っているスタイリング剤にもあります。
使っている間はかゆくならなくても、スタイリングをしてシャンプーした後はかゆくなる、という方は「スタイリング剤の汚れ残り」が原因である可能性が高いです。
ワックスなどのスタイリング剤は、地肌までしっかり洗わないと汚れを落とすことができません。
スタイリング剤の汚れが頭皮に残ってしまうと毛穴や小さなキズに入り込み、かゆみなどの炎症を起こしてしまいます。
耳の裏など、普段そこまで意識して洗わない部分もしっかりとシャンプーするようにしましょう。
頭皮のかゆみの原因 ストレス
寝不足や疲労、食生活の乱れなどによって身体にストレスがかかると、頭皮がかゆくなる事があります。
ホルモンバランスが崩れるとニキビができやすくなるように、ストレスを感じると頭皮の環境も悪くなってしまうのです。
ストレスが溜まると無意識に頭を掻いてしまう事がありますが、これも頭皮の痒みの原因になるので注意しましょう。
頭皮のかゆみ対策 乾燥対策
それぞれの原因に応じて、対処する必要がありますが、基本的にはシャンプー剤の選び方、シャンプーの方法によって、かなり改善することができます。
頭皮の皮脂量を気にして洗浄力の強いシャンプーで毎日洗い続けている人もいるかもしれませんが、これはあまりいいことではありません。
これでは頭皮の乾燥をひどくしてしまいます。
逆に乾燥しているからと皮脂を補おうとして間違ったケアをしてしまうとますます皮脂が過剰になり、頭皮の常在菌が増えて臭いやかゆみ、さらにフケが増えてしまう悪循環におちいってしまいます。
そうならないために、毎日のシャンプーは洗浄力のみで選ぶのではなく、頭皮や髪に優しい穏やかなシャンプーを選ぶとよいでしょう。
健康な頭皮は弱酸性をしているので、頭皮や髪のためにも弱酸性のシャンプーがおススメです。
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