JHSS / 日本ヘアメイクスクール

頭皮にかゆみが感じられるがプールに入りたい。そんなときにはどうすればよいのでしょうか。

今回は、頭皮のかゆみとプールの関係性を解説します。

頭皮に慢性的なかゆみがある時は、プールには入らないほうが良いです。

なぜなら頭皮が慢性的にかゆいということは、頭皮湿疹が発症していると考えられるからです。

頭皮湿疹には、「アトピー性皮膚炎」「脂漏性湿疹」「皮脂欠乏性湿疹」「接触性湿疹」「アタマジラミ」などが原因としてあげられます。

頭皮湿疹になっていると頭皮の状態は悪化しています。また強いかゆみが生じるため、爪で掻いてしまい頭皮が傷ついている場合も多いです。

プールの水が頭皮に悪い影響を与えるのは、殺菌目的で水に加えられている塩素が影響を与えているからです。
プールの塩素濃度は0.4～1.0mg/Ｌの間です。これは水道水の遊離残留塩素濃度の数倍の濃さですのでかなり強い塩素が入っていることになります。

塩素の刺激には頭皮を傷つけたり、かぶれが生じたりする要因になりますので、頭皮湿疹がさらに悪化する可能性も大きいです。

またアタマジラミを発症している方は自身の頭皮が悪化すること以外に、他の人への感染という問題も生じます。

そのためアタマジラミの場合はほかの人に移してしまう可能性もありますので、プールは特に避けた方が良いです。

このように、慢性的にかゆみがある場合は、できるだけプールに入らないほうが良いです。

ですが、もしプールに入った場合は、頭皮を悪化させないためにもケアを施す必要があります。

プールに入った後は、塩素が頭皮に残らないようにシャンプーで洗い流すことが重要になります。

また使用するシャンプーも、できるだけ頭皮への刺激が弱いアミノ酸系のシャンプーを使うなどしてケアをするようにしてください。

万が一プール後に頭皮に違和感が生じた場合は、すぐに皮膚科で診てもらうようにしましょう。

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