美容師ではなく“ヘアセット専門職”という選択。11月に増える転職相談のリアル
11月に入ると、日本ヘアセットスクールには毎年ある傾向が現れます。
それが、**「美容師からヘアセットに転向したい」という相談が一気に増える時期であること。
夏の繁忙期を終え、サロンワークに区切りをつけたい人。
年末に向けて「来年こそ環境を変えたい」と考える人。
その多くが、“技術は好き。でも働き方に違和感がある”**という共通の悩みを抱えています。
■美容師とヘアセット職の違いは“リズムと目的”
美容師はカット・カラー・パーマなど幅広い施術をこなし、長時間の接客を前提とします。
一方、ヘアセット専門職は 短時間で「最高の仕上がりを作る瞬発力」 が評価される仕事。
求められるのは持続力よりも、感覚・スピード・再現性。
特にナイトワークやブライダル業界では、「1日で数十人を仕上げる現場対応力」 が重要視されます。
だからこそ、“時間の密度が濃い働き方”をしたい人にフィットする職種なのです。
■11月に転職相談が増える理由
年末繁忙期を前にした職場への不安
 長時間勤務や休日の少なさに疲弊し、生活リズムを見直したくなる時期。
美容業界の給与格差を実感する季節
 ボーナス月や歩合集計で、“頑張りと収入の不釣り合い”を感じる人が増える。
来年の春開業・独立を見据えた準備期
 技術を身につけ、半年後には現場に立ちたいという目標を立てやすい。
つまり11月は、「次のキャリアに動く準備が最も整う時期」でもあります。
■“ヘアセット専門職”が再評価されている理由
SNSやナイトワーク、ブライダル需要の拡大で、
今ヘアセットは「裏方」ではなく**“ビジュアルを作る職人”としての価値が高まっています。
美容師免許がなくても始められ、成果が早く出やすい。
そして、「努力が直接評価につながる」**という明確さが、転職組のモチベーションを支えています。
■まずは“体験してみる勇気”から
「やってみたいけど、自分にできるか不安」
そう感じる人ほど、実際にハンド実習を体験してみてください。
JHSSでは、技術よりも“まず手を動かす感覚”を重視しています。
そこから、自分の適性や楽しさを見つける人がほとんどです。


