冬休みから変わる人がいる
短期集中で技術を上げる“12月の学び方”

同じ授業を受け、同じ学年にいても、冬休み明けに明らかな差が出る人がいる。その違いは、才能やセンスではない。12月という時期をどう使ったか、それだけだ。

冬休みは、長いようで短い。だからこそ、正しい学び方を知っている人ほど一気に伸びる。逆に、なんとなく手を動かすだけでは、時間は簡単に溶けてしまう。

1. 12月は「新しいこと」を増やさない

短期集中で成果を出したいなら、技術を増やそうとしてはいけない。
今ある技術を、
・速く
・安定して
・同じ完成度で
出せるようにすることが最優先だ。

冬休みは、完成度を80点から90点に引き上げる期間。広げるより、深める。

2. 練習は“量”より“型”

伸びる人ほど、毎回同じ手順で練習している。
・ブロッキングの順番
・巻く方向
・まとめる流れ

この「型」が固定されていると、技術は身体に残る。反対に、毎回やり方が変わると、どれだけ練習しても安定しない。12月は、自分の型を決めきる時期だ。

3. 時間を測らない練習は意味が薄い

冬休み中は時間がある分、ダラダラ練習しがちになる。しかし現場や試験では、必ず制限時間がある。
・今何分でできているか
・どこで時間を使っているか
これを把握せずに上達はない。

毎回タイマーを使うだけで、練習の質は一気に変わる。

4. うまくいかない部分だけに集中する

全体を何度も通して練習するより、
・前髪だけ
・巻きだけ
・ピンだけ
と、弱点を切り分けたほうが短期間で伸びる。

冬休みは、この“苦手潰し”に使える貴重な期間だ。

5. 「できない理由」を言語化する

成長が止まる人ほど、「なんとなくできない」で終わらせてしまう。
できない理由を、
・位置
・角度
・力加減
まで落とし込める人は、次の一手が明確になる。

考えながら練習する人だけが、冬休み明けに変わっている。

冬休みは、ただの休みではない。
周りが止まるからこそ、少し進んだ人が一気に目立つ。

短期集中で技術が伸びる人は、特別なことをしていない。
「今やるべきことを絞って、正しく積んでいる」だけだ。

12月の学び方を変えられた人は、確実に次のステージが近づく。
変わる人は、もう動き始めている。