「年始の決意を無駄にしない。1月に技術を身につけるメリット」

年始は、誰でも少しだけ前向きになる。「今年は変わりたい」「何か身につけたい」。でも正直、その決意のほとんどは2月に入る前に消える。忙しくなる、寒い、後回しにする。ここで差がつくのが、1月に動いた人。

技術習得の観点で言うと、1月はかなり合理的なスタート時期。理由は精神論じゃない。環境と時間の使い方が、圧倒的に整っている。

まず、年始はスケジュールがリセットされている。仕事も人間関係も一度区切られ、「今から新しい習慣を入れる」余白がある。このタイミングで練習時間を確保できると、その後も崩れにくい。逆に、2月や3月から始めると、すでに固まった生活リズムに無理やりねじ込むことになる。これ、続かない原因の典型。

ヘアセット技術に関して言えば、1月は基礎を積み上げるのに最適な月。派手なイベントが少なく、焦って結果を出す必要がない。だからこそ、ブロッキング、アイロン操作、毛流れの作り方といった地味だけど一生使う部分に集中できる。ここを雑にすると、後から絶対に伸び悩む。

さらに、年始は「比較対象」が少ない。周りがまだ動いていない時期に学び始めると、自分の成長に意識を向けやすい。SNSで他人の完成形を見て落ち込むより、昨日の自分との差分に集中できる。この状態、学習効率がかなり高い。

1月に技術を入れ始める最大のメリットは、「春前に一度仕上がる」こと。2〜3か月あれば、基礎は確実に形になる。春は需要が一気に増える季節。卒業、入学、イベント、撮影。ここで「もう一通りできる状態」に入れているかどうかで、仕事の幅も自信もまるで違う。

日本ヘアセットスクールのように、体系的に技術を学べる環境を1月から使うのは、かなり賢い選択。独学で遠回りするより、正しい型を先に入れたほうが、結果的に早い。これはどの分野でも同じ。

年始の決意を無駄にする人は、「やる気があるうちに準備する」。
決意を形にする人は、「やる気が消える前に始めている」。

1月は、その分岐点。
技術は、思い立ったときじゃなく、始めた日から積み上がる。
だからこそ、動くなら1月がいちばん強い。