ヘアメイクスクールの日本ヘアセットスクール

気温が上がってくると、寒くないのでついつい髪が濡れたまま寝てしまったり、シャンプーをして髪を乾かさないまま出かけてしまったりする、という人も増えるのではないでしょうか。

ですが、髪にとって自然乾燥は「悪」です。
今回は、自然乾燥が髪に及ぼす影響についてお話します。

ドライヤーをしないほうが髪に良いと考えている人も結構多いかもしれません。

ですが、髪が濡れたままや半乾きの状態というのは、実は頭皮にとって非常に過酷な状態なのです。

というのも、髪が濡れていると、頭皮は雑菌が繁殖しやすい状態になります。
すると、フケやかゆみ、嫌な臭いといった辛い頭皮の悩みの原因になりがち。

不衛生なので、気をつけたいものです。

また、髪が濡れていると、髪のキューティクルは開いた状態になっています。

聞いたことがあるかもしれませんが、キューティクルは開いていると非常に傷つきやすい状態にあります。

そのため、髪が濡れたまま寝てしまうと、寝具などと擦れることで、摩擦ダメージを受けてしまいます。

また、髪が濡れたまま出かけてしまうと、手ぐしなどの摩擦の他、紫外線のダメージも受けやすく、Wのダメージにつながります。

では、ここで正しい髪の乾かし方をご紹介します。

まず、大き目のタオルで髪を覆い、髪の水分を吸収させてタオルドライをします。

このときタオルは、髪にやさしい柔らかめのものがお勧めです。

このときタオルでゴシゴシ髪をこすると、キューティクルを傷つけるので注意しましょう。

タオルで水分を吸収させたら、ドライヤーで髪を乾かします。
この時、温風で乾かした後、最後に冷風を軽く当ててあげることで、綺麗に仕上がりやすくなります。

また、しっかり乾かした方がいいとはいえ、長時間乾かしすぎるのも良くありません。

適度に乾かしましょう。

髪の自然乾燥は、ナチュラルなイメージのせいか、髪にあまり悪影響はないと思われがちですが、意外と髪や頭皮にとってダメージが大きいものです。

ですので、これからの暖かい季節や暑い季節にも油断せずに、気を付けて意識していくことをお勧めします。