傷んだ髪、どうする?

天使の輪ができるほど光沢や艶があり、しかもサラサラとなびく髪。

女性なら誰でも憧れますね。

だけど現実は、ツヤツヤどころかパサパサ。

枝毛・キレ毛にも悩まされているという人が多いのでは?

きちんとシャンプーもトリートメントもしているのに、どうして?と思っているあなた。

実は、日常生活には髪の傷みのもととなるものが沢山あるんです。

それはいったい何でしょう。

そして、ダメージを受けてしまった髪は元には戻らないのでしょうか。



髪のダメージ要因は日常に

髪を傷める要因で代表的なものは、パーマやヘアカラー、ヘアアイロンです。

パーマとヘアカラーは、簡単にいうと化学物質を使って髪に形(カールやウエーブ)や色をつけ、それを固定する技術。

昔と違って刺激の少ない薬剤が開発されているとはいえ、化学変化で髪を内部から変性させるわけですから、良い影響はありません。

ヘアアイロンは熱。

髪はタンパク質なので、熱により変質します。

これは、ドライヤーも同じことですね。

さらに、日常生活で浴びる紫外線。刺激の強いシャンプー。

爪を立てた洗髪や、ゴシゴシ擦るタオルドライ。

濡れたままや生乾きで放置などなど、いずれも髪だけでなく、地肌にも悪影響を及ぼします。

では、そんな傷んだ髪を修復する方法はないのでしょうか。

一度傷んでしまえば、修復不可能

結論からいうと、ありません。

皮膚なら、傷がついたりやけどをしたりしても、再生作用によってある程度修復されます。

しかし、髪の毛は別です。
では、キューティクルはどうでしょう。キューティクルとは髪の毛の表面をうろこ状に覆う丈夫な膜で、髪の艶のもとになっています。

とても大事なものですが、これも実は、傷んだり剥がれたりしてしまえば修復できません。

補修と予防で、美しい髪を取り戻せ

ただし、諦めることはありません。

修復はできなくても、ある程度の補修は可能です。

キューティクルが髪の表面にくっついていられるのはCMC(細胞膜複合体)という成分があるからです。

現在は、このCMCを含んだシャンプーが売られていますので、その中でも洗浄力があまり強くないものを選んで使用しましょう。

また、髪の毛は毎日伸びます。

つまり、新しく成長した部分は、そのままなら傷んでいないということです。

これを健康な状態のまま保つため、前述した髪への悪影響要因を排除するとともに、洗い流さないタイプのトリートメントなどを適宜使い、髪をコーティング保護するようにしましょう。



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