髪が生える仕組み
髪は頭皮の毛穴にある毛球で作られています。
毛細血管から血液によって送られてくる栄養素を、毛乳頭が毛細血管へと送り毛母細胞の活動を促します。
そして栄養補給された毛母細胞は、細胞分裂を繰り返しながら髪を成長させていきます。
髪のヘアサイクル
次に、髪が抜け再び生えるまでの仕組みであるヘアサイクルについて解説します。
髪は成長期、退行期、休止期の3つの期間によって発毛と脱毛を繰り返します。
この仕組みのことを「ヘアサイクル」と言います。
ヘアサイクルは男女や、年齢によって大きく周期が変化します。
高齢になるとともに、ヘアサイクルの周期が長くなり、最終的に休止期のままで、止まってしまう場合も多いのです。
休止期に入った髪は成長が止まり、容易に抜ける状態になります。
そのため、シャンプーやブローなどで大量に抜け毛が発生する場合は、休止期に入っていると考えられます。
季節によって髪への影響が異なる?
髪はさまざまな要因に影響を受けながら、発毛や脱毛を繰り返しています。
春夏秋冬それぞれにも、発毛や脱毛につながる季節特有の原因があるのです。
春
生活環境に大きな変化が起こることが多いので、ストレスによる髪へのダメージが考えられます。
また居住環境の変化に伴う、シャンプー時の水質の変化も髪の大きな影響を与えます。
夏
夏バテによる食欲不振が髪の栄養不足につながります。
また冷たいものを多く摂ってしまう季節でもあるので、身体を冷やすことによる頭皮の血行不良にも注意が必要です。
しかし新陳代謝が最も活発になっている季節でもありますので、十分に栄養補給をすることで髪が生えやすくもなります。
秋
毛母細胞がもっとも入れ替わる季節です。
また、夏に受けた紫外線のダメージも遅れて出てくる季節でもあります。
冬
乾燥しやすい季節のため、髪や頭皮がパサつきやすい季節です。
また身体が冷えやすく、毎日のシャンプーを怠りがちになりやすいのも髪には悪影響が大きいです。
髪が生えやすい季節とは
髪の生える仕組みと、季節による髪への影響を解説しました。
夏は身体の新陳代謝が最も活発なことから、髪が生えやすい季節と考えることができます。
しかし、季節にはそれぞれ髪に影響を与えることがあります。
また髪へのダメージは遅れて生じることも多いので、常に油断はできないのです。
ですので各季節によって、異なる影響から髪を守りましょう。