Japan Hairset School

快適に過ごすために、暖房や冷房は欠かせないものとなっています。

一日中、暖房や冷房の効いた空間にいるという人も多いですよね。

しかし実は、暖房や冷房は、髪の毛にとって悪い影響を与えているのです。

暖房が及ぼす髪への影響と予防策とは

髪の毛にダメージを与える要因として、「乾燥」が挙げられます。

冬場は、もともと乾燥した空気に包まれています。

そこで、暖房を使用すると、ますます空気が乾燥してしまうのです。湿度が下がり、空気が乾燥すると、髪の毛の内部の水分が空気中に放出されてしまいます。

健康な髪の毛の水分量は、12％前後と言われています。
これよりも、水分量が減少すると、広がってパサつきやすい髪質になってしまうのです。

また、頭皮も乾燥が進んでしまうため、髪の毛に充分な水分を供給することが出来なくなってしまいます。

水分が不足したキューティクルは、はがれ、その隙間からは水分だけでなく、栄養成分も流出しやすくなるのです。その結果、切れ毛や枝毛が見られるようになります。

暖房による髪の毛へのダメージを防ぐには

暖房による髪の毛へのダメージを防ぐには、湿度を保つことが重要です。

暖房を使用するときは、同時に加湿器で空気をうるおすようにしましょう。

空気中に水分が多いと、髪の毛から水分が放出されません。

また、傷んだキューティクルは、髪の毛の乾燥を加速させます。

シャンプーのあとは、しっかりとトリートメントをしてダメージを補修してあげましょう。

ほかにも、天然オイルを塗ると、髪の毛の内部の水分をキープする働きがありますよ。

冷房が及ぼす髪への影響と予防策とは

冷房をかけると、身体を冷やし過ぎる危険性があります。

身体が冷えることで、血液の循環が悪くなってしまいます。

髪の毛の栄養成分は、血液によって頭皮にまで運ばれているのです。

栄養が届きにくくなることで、健康な髪の毛を作り出す働きが衰えてしまいます。そのため、薄毛や脱毛といった症状が現れてくるのです。

冷房による髪の毛へのダメージを防ぐには

冷房による髪の毛への影響を抑えるためには、身体を温めるようにしてください。

ショウガ入りの紅茶は、身体の内側から温める作用があります。また、冷房の効いた空間では、ひざかけやストールなどを利用すると冷えから守ることが出来ますよ。

暖房や冷房を使用するときには、髪の毛に悪い影響を与えないように工夫をすることが肝心です。無防備でいると、ダメージがどんどん進行してしまいます。

しっかり対策して、冷房・暖房によるダメージから髪を守りましょう。