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ドライヤーによる髪への影響と対策

  • JHSS
  • 2022/08/17

ドライヤー・ヘアアイロン・コテなどを使うと、髪は痛みます。

その理由は「」です。

髪の成分であるタンパク質は熱に対して非常に弱いのです。

ドライヤーによる影響

熱によるタンパク質の変化は「タンパク変性」と呼ばれますが、要するに生卵がフライパンで目玉焼きになるのと同じ原理です。

潤いを持って柔らかさを保っていた髪は、熱をかけることで変性し、固まってしまうわけです。

この変性の過程において、髪の持っていた水分が失われ、熱をかけた後にパサパサの髪が残るということになります。

ですから、この「熱」の影響に注意して髪をケアしてあげなければなりません。

気温の高い日やロングヘアの方は、お風呂上りに髪を乾かすのが億劫になることもありますよね。

しかし、髪を乾かさず濡れたまま放置すると様々な悪影響があります。

髪の毛が濡れたままだとどうなるのか?

髪の毛を濡れたまま放置すると、まず髪の毛自体へのダメージが発生します。
毛髪はキューティクルによって保護されていますが、これによって髪の毛内部の水分の蒸発を防ぎ、ツヤを維持することができています。

濡れた状態ではキューティクルが開いてしまうので、保護効果が効かずにどんどん水分が蒸発し、パサついてツヤのない髪の毛になってしまいます。

ダメージが蓄積すると、枝毛や切れ毛が頻発し最悪の状態になってしまうので注意が必要です。

頭皮への影響について

頭皮への影響も非常によくないものがあります。

生乾きの状態では頭皮に雑菌の繁殖を許してしまい、頭皮が臭くなるだけでなく炎症などのトラブルを引き起こします。

頭皮の状態が悪いと、健康な髪の毛を育成することも難しくなるので美髪を保つことはできなくなります。

枕などの寝具も濡れるので、こちらの衛生状態も悪くなり頭皮トラブルを増長させます。

髪の毛を乾かすことのメリット

お風呂上りにしっかりと髪の毛を乾かせば、髪を保護するキューティクルは閉じてくれるので髪内部の水分の蒸発を防ぐことができ、パサつきを防いでツヤを保つことができます。

頭皮やまくらの雑菌の繁殖も防げるので頭皮環境を悪化させずに済みます。

髪の毛を乾かす際の注意点

このように髪を乾かすことは必要な事なのですが、ドライヤーの熱による影響を考慮する必要があります。

熱によるダメージを最小限に抑えるには、最初にタオルドライでできるだけ水分を取り除くと効果的です。

風を当てる箇所は、髪の根元を狙って当てると最小限の時間で乾かすことができます。

また無意識でいつも温風しか使用しない人が多いと思いますが、夏場など気温が高い時期には冷風でも実際の風は冷たくないので、頭皮を冷やしてしまうなどのデメリットは生じません。

冬場ではやはり温風が気持ちいいですし乾きも早いですが、手グシをしながら温度を感じ取り、たまに冷風に切り替えると熱によるダメージを減らせます。

30秒ほど温風を使用した後はドライヤーに熱が蓄積されるので、少しの間であれば冷風設定に切り替えてもぬるめの温風を受けることができます。

このような工夫も美髪の為には是非行いましょう。

たった2つのstepで髪を早く乾かす方法


ただ、ロングへアの方などは洗髪した後、乾かすのはとても大変ですよね。

しかしどこの家庭にもありふれた、あるモノを使えば髪の乾燥時間はほぼ半分になるのです。
とても便利な洗髪後の乾燥時短術を紹介します。

髪を早く乾かす裏ワザ!タオルをかぶってドライヤー

髪を手早く乾かす方法、それはタオルをかぶった状態でドライヤーをかける事です。

原理としては、タオルが髪から吸収した水分をドライヤーで乾燥させる事でタオル内の空気は常に乾燥状態になり、効率よく髪を乾燥させる事が出来るのです。

これはテーブルにこぼした水をドライヤーで空気中に蒸発させるよりも乾いた布で拭きとったほうがよっぽど効率が良いという理屈と同じです。

step1 軽く髪をとかす

最初に濡れた状態の髪をなるべく目の粗いブラシで軽くとかします。

こうする事で、髪と髪の間に適度に空間を作って空気が入りやすくなり水分の蒸発する効率が良くなります。

これはスタイリングのためのブラッシングでは無いのでざっくりで構いません。

step2 タオルをかぶってドライヤー

出来るだけ乾いたバスタオルかフェイスタオルを用意してください。

タオルを頭にかぶり、タオルの外側からドライヤーを当てます。

たまにタオルの内側、髪にも直接ドライヤーを当てましょう。

とにかく乾いたタオルに水分を吸わせるような感覚です。

この方法なら、単純に髪の水分を空気中に蒸発させる従来の乾かし方と比べて乾燥時間は約半分に短縮できます。

この方法であればロングヘアの方でもドライヤーをかける負担が減ると思います。


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