Japan Hairset School

日本人はほとんどの場合が黒髮という共通点がありますが、髪の生え方や量は個人差があり、髪が全体的に多かったり、髪のサイドの部分の量が多かったりします。

前髪の生え方にも個人差があり、前髪の生え際は人によって違います。

前髪がM字のような生え際を富士額と呼びます。

富士額は前髪に自然とクセが付いてしまうため、前髪のアレンジに向き不向きがあります。

富士額ってどんな形？

富士額とは、前髪の生え際の中央部分が下がっており、左右にかけて生え際が上がっている状態で、前髪の生え際がM字のようになっている状態を指します。

生え際のM字が富士山のように見えるため、富士額と呼ばれます。

一昔前は女性の富士額は和風の美人の特徴と捉える風潮があり、和服の似合う女性は富士額が多いと言われていました。

ちなみに前髪の生え際がM字の状態で前髪が薄くなることをM字ハゲと呼びますが、富士額はM字ハゲで出来たM字の前髪ではなく、元からM字の前髪の状態を指し、M字ハゲとは別物です。

富士額に似合う髪型は？

富士額は前髪が特徴的な生え方をしているため、前髪のアレンジが大切です。

例えば富士額が顕著な人は、前髪を真っ直ぐに下ろしていても前髪の位置によってクセが出て、左右どちらかに割れてしまいがちです。

このため真っ直ぐな前髪を眉毛の上あたりで揃える、いわゆる前髪パッツンが上手くできない傾向にあります。

富士額を隠したい場合は前髪を厚くするフルバンク

富士額の場合で、どうしても前髪を真っ直ぐに下ろしたい場合は髪をある程度伸ばし、髪のトップに近い、本来は前髪ではない部分から前髪を作るフルバンクの前髪がオススメです。

この方法は前髪を厚くするためのテクニックでもあり、ゴスロリ系ファッションを好む女性がよく使う前髪のスタイリングです。

富士額だと作りやすい、斜めに流す前髪

富士額の特徴を活かした前髪にしたい場合は、富士額特有の前髪のクセを利用し、前髪を斜めに流すスタイルが理に適っています。

前髪を７・３か８・２くらいの割合で斜めに流せば、髪の生え際は見えなくなるため富士額を隠すこともできます。

富士額は自然に前髪にクセが付く傾向にあるため、斜めに流す前髪が作りやすいのです。

富士額を活かしたワンレングス

富士額の特徴を活かし、あえて前髪を上げて富士額を見せる方法もあります。

富士額は自然に前髪が分かれてしまう場合が多いため、前髪を左右に分けるセットはやりやすくなります。

前髪を伸ばし、サイドに分けるワンレングスの前髪は富士額の特徴を活かした前髪のアレンジといえます。

特に丸顔の人はワンレングスで額を見せることで、顔を細く見せることができます