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ふと赤ちゃんの頭を見てびっくりしてしまうママも多いのが、新生児の頭皮の「うろこ」状のものですよね。

この「うろこ」の正体は一体なんなのでしょうか。

結論から言うと、「うろこ」自体は、乳幼児から３歳ぐらいまでの子供は誰でもおこる症状でそこまで心配する必要はありません。

この赤ちゃんのおでこや頭頂部、髪の生え際に出来る、クリーム色のうろこ状に見えるカサブタは、「乳児脂漏性湿疹」という湿疹の１つです。
うろこ状に見えるのは赤ちゃんの皮脂なのです。

生まれて２～３カ月の期間というのは、皮脂の分泌がとても盛んな時期になります。

その一方で、まだまだ身体に未完成な部分が多く、皮脂を外に出す毛穴も未発達な状態です。

そこで分泌された皮脂が、毛穴で詰まる事が原因の皮膚トラブルの一種です。

うろこ状の物が出来ていると、見た目にも良くないし、ついつい剥がしてしまうママも多いものです。

しかし、それを頻繁に行う事で皮膚に刺激を与え、痒みなどの症状を引き起こすこともあります。

けがをした時に出来るかさぶたを剥がさない方がいいと言うように、自然と剥がれるのを待つのがベターです。

また、この湿疹ができている時は、うろこが剥がれるのと一緒に髪が抜け落ちたりすることもある為、心配になってしまいますが、一時的なもので、髪もすぐに生えてきますので心配する事はありません。

無理やり剥がさず、肌を清潔に保ってあげることが第一の治療法です。

もし、頭皮が赤くなったり、液体がにじみ出る、熱をもっているなどの症状が出た時は、感染症の疑いもありますので、皮膚科を受診しましょう。

通常、２～３週間でうろこがなくなってきますが、なかなか剥がれてくれないという場合は、シャンプー時などに指で頭皮を優しくマッサージしてあげ、シャンプーと一緒にかさぶたを流す方法もあります。

しかし赤ちゃんの頭皮は大人の頭皮よりも薄くデリケートです。この時も決して爪を立てたりせず、無理やり剥がさないように気をつけてくださいね。

ベビーオイルなどは洗い残しが出やすく、毛穴の詰まりを悪化させる可能性があるので避けた方がいいでしょう。

また、シャンプー後の清潔な頭皮に白色ワセリンなどを優しく塗り込み、ガーゼなどで覆い、ネットをかぶせることで、皮膚を柔らかくする方法もあります。

正しい対処法で、赤ちゃんの頭皮を健康に保ちましょう。

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